本文へスキップ

コラム・読み物

代表・出口胡蝶による、
書道や筆耕にまつわるコラムをお届けします。

書道は「氣」で書くこと

「とめ」「はね」「はらい」を日常の行動に見立てる

書道 技法 哲学

出口胡蝶

一本の線を「道」に例えてイメージしてみましょう。

「気」を込めた筆致の掛け軸
筆に込められた気迫の形(題字アートワーク)

点からスタートし、そこから目的地に向かって歩き始めます。辿り着いたらまた点を打って終止符を打ちます。

はね

スタートダッシュのときのフォームと同じで、足で地面を蹴り上げるときの姿勢が乱れると、筆先がバラけてしまい線が開いてしまいます。崩れる原因になるため、「はね」は何度も何度も練習し書けるまで訓練が必要です。

はらい

「払い」には、埃を払う・邪気を払う・お金を払う、といった意味があります。

筆で書く線の中で「払いは見せ場」として華やかさを表現する部分になります。

ジャンプスキーのようにジャンプ台から跳んで着地するときのような、長く飛んで美しく着地したときのような爽快感にも似ています。

俯仰法と呼ばれる筆の表・裏を使いこなす技術も必要ですので、開いた毛が終筆に向かってまとまっていくのは、毛筆ならではの極みです。